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とうほく Diary

癒やしの涼

盛岡市/せせらぎ心地よい中津川、湧き水求めて城下町・鉈屋町へ

2023/08/01

盛岡市/せせらぎ心地よい中津川、湧き水求めて城下町・鉈屋町へ

中津川散策路で涼を感じながらレトロ建築を巡る

盛岡市中心部、盛岡城跡公園のそばを流れる中津川は、春のワスレナグサやシダレザクラ、初夏のカキツバタ、秋の紅葉、冬の雪化粧など、季節によってさまざまな表情を楽しめる自然あふれる川です。都市を流れる川でありながら底が見えるほど水が澄んでおり、夏はアユ、秋はサケの遡上、冬には白鳥などの渡り鳥が飛来することでも知られています。北上川との合流地点から上流の中津川橋にかけては「中津川散策路」が整備されており、一年を通じて季節を感じられる市民憩いの場になっています。

中津川の魅力は、自然の風景とともに歴史的な町並みを眺められること。川沿いにはレトロ建築が多く立っています。江戸後期から明治末期にかけて建てられた商家で、現在も竹細工や生活雑貨などを販売する「ござ九」、明治44(1911)年に建てられた洋風建築「岩手銀行赤レンガ館」、明治43(1910)年建築の旧第九十銀行本店本館の建物を保存活用した「もりおか啄木・賢治青春館」、大正時代の消防屯所の面影を残し、令和4(2022)年4月に交流・体験施設としてリニューアルオープンした「紺屋町番屋」など、どれも時代を伝える貴重な建物です。

アユが躍る夏、中津川のせせらぎに涼を感じながらレトロ建築を巡ってみてはいかがでしょうか。

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スポット詳細情報

今回のライター

ライター

金 奈美江

東北をフィールドに観光、グルメ、レジャー、ライフスタイル、ビジネスなど幅広いジャンルを取材。
神社仏閣と温泉が好きです。