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とうほく Diary

山形市/ライトアップされた桜が濠の水面に映って

2023/06/13

山形市/ライトアップされた桜が濠の水面に映って

最上氏の平城跡が桜でおおわれる春

最上氏の祖・斯波兼頼が築城した山形城は、全国有数の規模を誇る平城で「本丸」「二ノ丸」「三ノ丸」の一部が国指定史跡になっています。その城跡に整備された「霞城(かじょう)公園」は、約1500本の桜があでやかに咲き誇る山形市随一の花見の名所。

1500本の中には、室町時代(1357年)斯波兼頼が植えたと伝わるエドヒガンの古木や、日露戦争の戦勝記念として植樹したソメイヨシノ、黄緑色の花を咲かせるギョイコウやウコン、新品種の山形霞憐(かれん)等、さまざまな個性や背景を持った桜が含まれています。

中でも名物は開花時期にあわせて行われる東濠沿いのライトアップ。照らし出された夜桜が濠の水面に映り込み、東大手門の白壁と相まって、幻想的な風景を演出します。このほか日中は「霞城観桜会」として、「大茶会」や、濠に船を浮かべての演奏会「風流花見流し」など、多くの風流なイベントを開催していますので、ぜひ足を運んでみてください。

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スポット詳細情報

今回のライター

ライター

吉田 美奈子

東北6県プラスαの観光記事を手掛けて幾星霜。
最近のマイブームは機械編みで、教室にも通い始めました。