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仙台市/街の移り変わりを見守ってきた歴史ある桜の名所

2023/06/13

仙台市/街の移り変わりを見守ってきた歴史ある桜の名所

桜シーズンには広大な花見広場が出現

仙台市中心部にある桜の名所といえば「西公園」です。実は市内で最も歴史ある公園であることは、あまり知られていないのではないでしょうか。開園は明治8(1875)年。かつて仙台藩家臣たちの邸宅があった土地を、明治維新後の太政官布達(だじょうかんふたつ)により宮城県が取得し、公園として整備しました。当初は桜ケ岡公園という名称で、その名は今も公園に隣接する「櫻岡大神宮」に遺されています。現在の「西公園」という名称は、もうひとつの歴史ある公園「榴岡公園」にから見て、西に位置することから来ているそう。園内には約200本の桜が植栽されているほか、平成29(2017)年には東北六県から運ばれた桜が植樹されました。

例年4月上旬の開花にあわせた花見シーズンには「西公園花見広場」が開設され、多くの露店が出店するほか、夜にはぼんぼりが灯されます。

地下鉄東西線「大町西公園駅」が近接しているためアクセスも良好。桜を眺めながら露店をめぐる、そぞろ歩きをぜひ楽しんでください。

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スポット詳細情報

今回のライター

ライター

吉田 美奈子

東北6県プラスαの観光記事を手掛けて幾星霜。
最近のマイブームは機械編みで、教室にも通い始めました。