ときめく、とうほく【東北六市の観光Webメディア】

盛岡さんさ踊り

福島市/100年先を見据え生まれ変わった「新生わらじまつり」

2024年開催概要

calendar_month 開催日
2024年8月1日(木)~8月4日(日)
location_on 会場
盛岡市中央通
footprint アクセス
JR盛岡駅から徒歩約20分、タクシー約5分

近くの施設

  • パーキング

    パーキング

  • 駅

  • ホテル

    ホテル

  • 飲食店

    飲食店

  • お土産

    お土産

祭の豆知識

「鬼伝説」に由来する歴史ある踊り

2023年、盛岡市がニューヨークタイムズ紙「今年行くべき世界の場所52ヶ所」の2番目に選出されたことは、全国的にも大きな話題となりました。記事中「歩いて回れる宝石的スポット」と称されたこの街が最も盛り上がるのが、例年8月1日から4日間にわたり開催する「盛岡さんさ踊り」です。

藩政時代より踊り受け継がれてきたさんさ踊りの起源は諸説ありますが、多く語られているのは、三ツ石伝説に由来するものです。昔、南部盛岡城下に羅刹 らせつ という鬼が現れ、暴れて里人たちを困らせていました。里人たちは三ツ石神社の神様に悪鬼退治を祈願し、その願いは聞き届けられます。神様は二度と悪さをしない誓いの証として、悪鬼に境内の大きな三ツ石へ手形を押すことを命じました。“岩手"の名は、そのとき岩に残した鬼の手形が由来とも言われています。里人たちは鬼の退散を喜び、三ツ石のまわりを「さんささんさ」と踊りました。そこから始まったのが「さんさ踊り」であると言われています。

見て楽しいバラエティ豊かなパレード

盛岡さんさ踊りは市民総参加のまつりとして成長し、参加人数に比例して太鼓の数が増え、2014年には和太鼓同時演奏の世界記録を樹立しました。パレードでは、ミスさんさ踊りの華麗な演舞を先頭に、一般参加集団や伝統さんさ集団の踊りが続き、力強い太鼓と笛の音色に加え「サッコラチョイワヤッセ」という掛け声とともに踊り歩きます。「幸せを呼ぶ、来る」と書いて「幸呼来 サッコラ 」。この幸せを呼び込む縁起の良い掛け声とともに祭りは大盛り上がりを見せます。さんさ踊りは踊りの種類が豊富なのも大きな魅力。地域ごとに継承されてきた伝統のさんさ踊りがあるので、踊りの違いも楽しめます。力強いリズムに合わせた、勇壮でエネルギッシュな群舞は迫力満点です。

さんさ踊りパレードは大きく「魅せるさんさパレード」「愉しむさんさ輪踊り」の2パートに分かれ、始めの「魅せる~」は以下の2部構成になっています。

「第1部」では日頃技術を磨いている「ミスさんさ踊り・さんさ太鼓連パレード」に続き、企業や学校、地区町内会などの参加団体による太鼓・笛・唄・踊り手による「踊り集団パレード(第1~4集団)」が行われます。

続く「第2部」では、古くから伝わる「伝統さんさ踊り」を披露する「伝統さんさ踊りパレード」、企業や学校、地区町内会などによる「踊り集団パレード(第5・6集団)」、その後、歴代のミスさんさ踊りが乗車する花車や「ちびっこさんさ」とともに、事前に参加申請した一般参加者がすすむ「花車と一般参加者パレード」、昼間に開催された「さんさ踊り練習会」に参加した人たちによる「さんさおへれんせ集団パレード」で締めくくられます。

飛び入り参加で「輪踊り」に加わろう

さんさ踊りの醍醐味は、見るだけでなく「参加できる」ことにもあります。それが飛び入り参加歓迎の「愉しむさんさ輪踊り」。ここからは会場内6カ所で、参加者と一般観光客が一緒になってさんさ踊りを楽しむ「輪踊り」が展開されます。会場内では黄色いタスキをかけた「さんさ・おへれんせ師匠」(おへれんせとは、「お入りなさい」という意味の盛岡弁)が踊り方をレクチャーするほか、事前申込み不要の当日練習会も行うので、初心者でも安心して参加できます。さらに祭り最終日である8月4日には、各参加団体の敲き手による太鼓だけの「世界一の太鼓大パレード」の実演後に、「大輪踊り」としてグランドフィナーレをかざります。

さんさ踊りをより綺麗に踊るには「手の動きをしなやかにする」「ひざを曲げる際は柔らかく」「止まる、動くの動作にメリハリをつける」「笑顔で楽しく踊る」ことがコツだそう。基本の踊りは主に「七夕 たなばた くずし」「栄夜差 えやさ 踊り」「福呼 ふっこ 踊り」の3種類ですが、輪踊りで踊られるのはこの内の「七夕くずし」です。踊り方の詳細は「さんさ踊り実行委員会」のHPに動画がアップされていますので、興味のある方はぜひアクセスしてください。

盛岡さんさ踊りをもっと知る、楽しむ

この市のおすすめ記事