絢爛豪華な山車が街中を練り歩く「盛岡秋まつり」

秋の気配が色濃くなっていく9月。盛岡市の秋の風物詩といえば、例年9月14日～16日に行われる「盛岡秋まつり山車」。300年以上の歴史を誇り、盛岡市指定無形民俗文化財に指定されている行事です。まつりの由来は宝永6（1709）年9月14日、南部藩盛岡城下に23町が完成したことを祝い、各町の町衆がそれぞれ趣向を凝らした丁印などを盛岡八幡宮に奉納し3日間目抜き通りを練り歩いたことが始まりと伝えられています。

山車巡行には10台が繰り出し、歌舞伎や歴史上の名場面を題材に飾り付けられた絢爛豪華な山車が市内を練り歩きます。

見どころは、全ての山車が勢ぞろいする14日13:00～の「八幡下り（山車パレード）」と15日18:00～の「盛岡山車大絵巻パレード」。ライトアップされた山車は荘厳さを増し、秋の夜を華やかに彩ります。

9月12日～16日には「盛岡八幡宮例大祭」が行われ、12日の山車奉納祭、13日の宵宮祭、14日の神輿渡御、15日のお稚児さん参り、16日の流鏑馬本儀など、こちらも見どころ満載です。

今年は4年ぶりに従来の規模で開催され、参加者たちの祭りにかける思いもひとしおのはず。城下町・盛岡の歴史と伝統を体感できる祭りですので、ぜひ足を運んでみてください。