生まれ変わった旧一小。創造都市の発信・交流拠点「Q1」

山形市で食欲の秋を楽しむなら、全国的に有名な「日本一の芋煮会フェスティバル」。今年は9月17日（日）に開催され、日本一の大鍋「三代目鍋太郎」による3万食分（予定）の芋煮が提供されます。

芸術の秋、文化の秋を楽しむなら、2022年9月にオープンした「やまがたクリエイティブシティセンターQ1（キューイチ）」を訪れてみてはいかがでしょうか。

2017年10月に日本で初めて、ユネスコ創造都市ネットワークの映画分野で加盟認定を受けた山形市は、映画をはじめ音楽やアート、デザイン、伝統工芸、食文化など、多彩な地域資産を持つ創造都市として世界から注目を集めています。

Q1は、山形市立第一小学校旧校舎をリノベーションした「創造都市やまがた」の発信・交流拠点。元教室を活かしたテナントスペースに雑貨店やカフェ、オフィス、ギャラリー、オープンアトリエなどが入居しています。

重厚な建物も一見の価値あり。1927（昭和2）年に建てられた旧校舎は山形県初の鉄筋コンクリート造の学校建築で、構造・デザインともに当時の日本最先端のものでした。小学校としての役目を終えてからも大切に保存され、その歴史的価値から国の登録有形文化財、経済産業省の近代化産業遺産に認定されています。

「紅花文庫」や「文化財展示室」では、山形市の歴史を伝える教育資料や文化財を展示しているほか、マルシェやコンサートなどのイベントも開催されています。入館は無料ですので気軽に足を運んでみてください。