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青森ねぶた祭

青森ねぶた祭

2024年開催概要

calendar_month 開催日
2024年8月2日(金)~8月7日(水)
location_on 会場
2024年8月2日(金)~8月6日(火) 新町通り・八甲通り・国道・平和公園通り・本町寺町通り
2024年8月7日(水) 【昼】新町通り・八甲通り・国道・平和公園通り・本町寺町通り
2024年8月7日(水) 【夜】青森港
footprint アクセス
JR青森駅より徒歩約5分~30分(開催場所により異なります)

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祭の豆知識

勇壮なねぶたで力強く災厄を祓う

例年8月2~7日の6日間で開催される「青森ねぶた祭」は、全国から毎年多くの観光客が訪れる青森・夏の代名詞です。1980年には国の重要無形民俗文化財に指定されました。

もともとねぶたは奈良時代に中国から渡来した「七夕祭」と、古くから津軽にあった習俗と精霊送り等の行事が一体化し、紙やろうそくの普及とともに灯籠が作られ、現在の人形、扇ねぶたになったと考えられています。歌舞伎や歴史・神話を題材にして作られるねぶたは、華麗で美しい表情、物悲しい表情、睨みをきかせた勇壮な表情とさまざまな表情で見るものを魅了します。美しく力強いねぶたの前後を埋め尽くすのは、人の背丈程もある大太鼓を始めとした鳴り物類やお囃子類と「ハネト」と呼ばれる踊り手たち。「ラッセーラー、ラッセーラー」というリズミカルな掛け声と小気味よい跳人たちの踊りによってさらに祭りを盛り上げます。

スケジュールは、2~3日に「子どもねぶた」や「大型ねぶた」が、4~5日に「大型ねぶた」と直径約3mの「大太鼓」が、新町通りや国道4号、7号線など、市内大通りを運行します。5日の夜に今年入賞するねぶたが選出され、6日には大型ねぶたの運行とともに、審査の結果を発表。最終日7日には大賞に輝いたねぶたを筆頭に、昼に青森市内をパレード。夜には青森港を出航、陸奥湾の沖合を運行します。グランドフィナーレには花火大会も開催され、海上に浮かぶねぶたと花火のコラボレーションが楽しめます。

沿道には観覧席も用意され、例年6月頃より販売がスタートします。詳細は「青森ねぶた祭実行委員会事務局」主催のHPに掲出されますので、興味のある方はいち早く情報をチェックしておきましょう。なお購入しそびれてもご安心を。沿道からでも十分楽しむことも可能です。出店のテイクアウトグルメを味わいながら、ねぶたの運行にあわせて移動するのも、また楽しいひとときです。

ねぶたの制作小屋が立ち並ぶ

ねぶたは最大で高さ5m、幅9m、奥行き7mとスケールも大きく迫力満点!600~800個ほどの電球や蛍光灯を取り付けられた像は、時に台座ごと回転したり前後にうねったりと躍動感もあり見応え抜群です。制作にはねぶた師を中心に延べ300人ほどが関わり、約3カ月かけて作られています。基本構造は、針金と和紙で構成された彫刻で、ねぶた師がその上に日本画の技法に基づいて、墨で輪郭を描き、色の混濁を防ぎ透過性を高める蠟引きを行い、最後に彩色を行っています。これを内部照明によって輝かせるねぶたは、まさにアートそのものです。

5月上旬頃になると、ベイエリアにある青森県観光物産館アスパムに隣接する青い海公園の「ラッセランド」には、制作や完成後の保管を目的としたねぶた小屋が立ち並びます。制作が本格化する7月からはボランティアガイドによるねぶた小屋案内が無料で行われ、ねぶたの起源や由来、祭りの仕組みや制作工程を分かりやすく解説してくれます。それぞれのねぶたの制作意図を知り意匠を間近に鑑賞することで、一つ一つのねぶたに親近感が沸き、まつり本番をより一層楽しむことができそうです。

飛び入り参加でハネトになれる!

華やかな「ねぶた」と並ぶ、この祭りのもうひとつ名物が「ハネト」です。実はこのハネト、ルールを守れば、予約や登録などをせず誰でも祭りへの参加が可能です。ルールはハネトの衣装を着用していること、そしてねぶた囃子と関係のない鳴り物などを持ち込まないこと、運営の指示に従うことの3つ。ハネト衣装は地元の百貨店などで販売しているほか、レンタルも可能です。1人で衣装を着るのは少し難しいですが、もちろん着付けを行っている店もあります。飛び入り参加でハネトになれると聞くと、なんだかワクワクしてきませんか? 子ども用の衣装レンタル・販売もあるので、親子で参加してもOK。たくさんの鈴をシャンシャンと鳴らす子どもハネトは非常に愛らしいので、子ども連れのファミリーはぜひ積極的に参加してみてください。

衣装へと着替えたら、ねぶたの運行が始まる前にハネトの集合場所へ行き、待機しているねぶたの団体に入りましょう。花火の音が聞こえたら、ねぶた祭のスタート。威勢よく踊って祭りを盛りあげましょう。祭りを肌で体験できるのでぜひトライしてみてください。

青森ねぶた祭をもっと知る、楽しむ

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