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祭りの豆知識

秋田市/まつり期間の日中を盛り上げる「竿燈妙技大会」

2024/06/03

秋田市/まつり期間の日中を盛り上げる「竿燈妙技大会」

審査は「団体規定」「団体自由」「個人」「囃子方」4部門

ではここで大会の詳細についてみていきましょう。竿燈は大きさで「大若」「中若」「小若」「幼若」に分けられ、最も大きい大若は高さ12m重さ50㎏にも及びます。技は、竿燈を持ち上げるために少しずつ竹を接いでいく「流し」、そして竿燈を静止して支える場所によって「平手」「額」「肩」「腰」と呼ばれます。特に「腰」は最も熟練を要し、夜本番でもクライマックスに披露される技。あやつるコツは「力四分、技六分」とされ、バランス感覚と姿勢が一番の肝です。

大会ではこれらの技で個人戦・団体戦に分かれ競い合うほか、笛と太鼓の演奏技術を競う「囃子方」をあわせた計4部門で審査が行われます。大会中は技にあわせて観戦客が「どっこいしょ」の掛け声をかけるのもひとつの楽しみ。新型コロナの影響で、2019年より掛け声が禁じられていましたが、2023年にようやく復活し再び活気を取り戻しました。

まつりの楽しみは夜だけではありません。ぜひ「昼竿燈」からたっぷりと楽しんでください。

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今回のライター

ライター

吉田 美奈子

東北6県プラスαの観光記事を手掛けて幾星霜。
最近のマイブームは機械編みで、教室にも通い始めました。