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とうほく Diary
夏グルメ
仙台市/仙台グルメで外せない「冷やし中華」と「ずんだ餅」は夏が“旬”
2023/07/10
仙台発祥。暑い日に食欲を掻き立てる「冷やし中華」
一般的に、気候が暖かくなるとラーメン店や中華料理店に登場し始める「冷やし中華」の文字。ところが仙台では、一年を通して冷やし中華を提供するお店が数多く存在します。それは、仙台が冷やし中華発祥の地であり、市民にとってなじみ深い料理だから。色とりどりの具材がのった冷たい麺を、酸味の効いた醤油ダレや、コクのあるゴマダレで味わう冷やし中華は、中国ではなく日本の仙台で生まれた麺料理です。
その始まりは昭和12年。夏場になると麺類の売り上げが減ってしまうため、仙台支那料理同業組合(現・宮城県中華飲料生活同業組合)の組合員が夏でも楽しんでもらえる麺料理として考案。「涼拌麺(りゃんばんめん)」という名前で売り出したと言われています。
当時、中心になって開発を進めていたのが、組合長を務めていた「中国料理 龍亭」の初代・四倉義雄氏。同店では現在も当時と同じ「涼拌麺」の名前で提供しており、蒸し鶏やクラゲ、チャーシュー、キュウリなどの具材と冷たい麺が別皿に盛り付けられています。
仙台市内では、たくさんの店でタレや具材にこだわった一品が楽しめます。食欲が落ちがちな夏は、冷やし中華がおすすめですよ。
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今回のライター
ライター
関東 博子