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とうほく Diary
雪解け
青森市/雪解けの八甲田連峰で春を感じ、「雪むろりんご」で春を味わう
2023/03/10
ロープウェーの空中散歩で残雪を楽しむ
世界有数の豪雪地帯、八甲田連峰にも少しずつ春が近づいています。
青森市南部にそびえる八甲田連峰は、標高1584mの大岳を主峰としながら10峰の山々が連なる北八甲田と、櫛ヶ峰をはじめ6峰の山々が連なる南八甲田から成り、田代平や田茂萢(たもやち)、毛無岱(けなしたい)といった数多くの高層湿原が生み出す、湿原植物の宝庫になっています。春の新緑、夏の高山植物、秋の紅葉、冬の樹氷など、四季折々の景色を気軽に楽しめるのが、八甲田・十和田ゴールドライン沿いにある「八甲田ロープウェー」です。
八甲田ロープウェー山麓駅から標高1324mの田茂萢岳の山頂公園駅までは空中散歩で約10分。山頂からは津軽平野や陸奥湾、岩木山など360度の大パノラマを満喫できます。
雪解けの遅い八甲田連峰が本格的な春を迎えるのは、5月に入ってから。5月中旬になると麓のブナ林が新緑に変わり、鮮やかな新緑と残雪が織りなす絶景を楽しむことができます。
山頂公園駅を下りた先に広がる「田茂萢湿原」の高山植物を楽しめるのは、5月中旬以降です。約1km・30分コースと約1.8km・60分コースの遊歩道「八甲田ゴードライン」が整備されており、展望台からは主峰・大岳を望むこともできます。トレッキング初心者でも歩きやすい遊歩道ですが、6月に入ってからも雪が残っていますので服装と足元の対策をお忘れなく。
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今回のライター
ライター
金 奈美江