梅の名所「盛岡城跡公園」でひと足早い春の訪れを楽しむ

盛岡市街から岩手山を眺めるビューポイントは幾つもありますが、代表的なスポットが「盛岡城跡公園」です。江戸時代、盛岡藩主南部氏の居城だった盛岡城を公園として整備されたもので、現存する石垣の荘厳さから「日本の名城100選」（日本城郭協会）にも選ばれています。二ノ丸西側の四阿（あずまや）「望岳亭」からは、その名の通り岩手山を一望できます。

公園内にはさまざまな種類の花や草木が植えられており、春は桜、夏はアジサイ、秋は紅葉など都心部にありながら四季折々の自然に触れることができます。桜だけでなく、春は梅の名所としても有名で、本丸東側の帯曲輪にある梅林ではブンゴウメ、シダレウメ、白梅など約100本の梅の花が咲きほこります。見頃は例年3月下旬～4月上旬です。岩手山の「ワシ形」と梅の花を愛でながら、ひと足早い春の訪れを味わってみてはいかがでしょうか。

盛岡市は今年、アメリカのニューヨーク・タイムズ紙が2023年1月12日に発表した「2023年に行くべき52カ所」に選ばれました。記事の中では、東京から新幹線で数時間というアクセスの便利さと、歴史的な建物と川や公園などの自然があり、歩いて楽しめることが評価され、盛岡城跡公園をはじめ、わんこそば、コーヒー専門店、書店、ジャズ喫茶などが紹介されました。

世界から注目を集める盛岡のまちを、ぜひ歩いて楽しんでみてください。