山形花笠まつり
2024年開催概要
- calendar_month 開催日
- 2024年8月5日(月)~8月7日(水)
- location_on 会場
- 山形市中心市街地直線コース(十日町・本町・七日町通り~文翔館前)
- footprint アクセス
- 鉄道→JR山形駅東口より会場まで徒歩約10分
自動車→山形自動車道 山形蔵王ICより山形駅方面へ約10分
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祭の豆知識
紅花が連なる圧巻の群舞
威勢のいい掛け声とともに、山形県の県花・紅花をあしらった花笠を手に舞い踊る約9,800人もの踊り手たち。そのあでやかな舞い姿が、山形の夏をいっそう熱く盛り上げます。例年8月5・6・7日の3日間で開催するこの祭りでは、御祭神の蔵王大権現の山車を先頭に、山形市内中心部で“踊りパレード”を行います。
祭り唄は山形県を代表する民謡「花笠音頭」。その起源には諸説ありますが、大正時代に徳良湖の築堤工事で歌われた「土突き唄」が基といわれ、「ヤッショ、マカショ」という囃子ことばや、笠をくるくると回す花笠踊りの原型も、この唄とともに誕生したとされています。花笠音頭はやがて昭和初期になると、にぎやかな三味線、尺八、太鼓の伴奏が入り、現在のような民謡の形となりました。
「花笠音頭」の歌詞や踊りにも変遷あり
記念すべき第一回目が行われたのは昭和38年のことで、このときは「花笠音頭パレード」という名称でした。開催にあたり、花笠音頭は新たな歌詞を一般公募し、現在の「最上川流域の名所・名物を歌い込む」内容に改められました。
ちなみに公募時は県内外から100を超える歌詞が集まったそうで、現行の歌詞は従来からあった2つの歌詞に、選出した13歌詞を加えた計15歌詞で構成されています。
歌詞と同時に振り付けも見直されました。従来は地域ごとに「笠をかぶっての手踊り」や、「笠を手に持って回して踊るもの」など、10種類あまりの踊りが存在していましたが、パレードでの集団美を意識し、統一することとなったのです。このとき誕生したのが、日舞の手振りを基に、誰でも踊れるようにした「正調花笠踊り~薫風最上川~」(通称:女踊り)。現在ではさらに、大地をしっかり踏みしめて踊る勇壮な「正調花笠踊り~蔵王暁光~」(通称:男踊り)、花笠踊り発祥の地・尾花沢系の「笠回し系花笠踊り」、参加者が独自に趣向を凝らした「創作花笠踊り」など、多彩な踊りが加わりました。
参加してこそ楽しめる!
実はさまざまな形で「体験メニュー」が用意されている点も、観光客にうれしい要素です。いずれも事前申込不要、参加費無料の飛び入り歓迎なので、機会があればぜひ参加してみましょう。
例えば「昼も楽しく!花笠まつり」では、花笠舞踊団による正調花笠踊りや、山形大学花笠サークル四面楚歌による笠回し踊りの演舞披露のほか、花笠舞踊指導員による正調花笠踊りの体験を楽しむことができます。
また、夜のパレード会場でも踊りの体験コーナーが2つほど設けられています。ひとつめがパレード開始直後に約30分間開催される「オープニング花笠輪踊りコーナー」。ここでは参加者全員に簡易花笠(花笠ファン)がプレゼントされ、初心者でも踊りの先生をお手本に見よう見まねで楽しく参加することができます。そしてふたつめがパレード最後尾にミス花笠率いる「飛び入りコーナー」です。ここでは実際にパレードの一部となって、町を練り歩くチャンスがあります。目印は「飛び入りコーナー」のプラカード。パレードコースに飛び込み、祭りを体感してください。
山形花笠まつりをもっと知る、楽しむ
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