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とうほく Diary
街歩き
山形市/これが新しい山寺の歩き方!古刹・山寺周辺に魅力的なスポットが続々と登場。
2025/10/16
苔むした巨石、自然に抱かれた参道。参拝で心を整える。
東北を代表する霊山・山寺。正式名称は「宝珠山・立石寺(ほうじゅさん・りっしゃくじ)」といい、860年に天台宗の僧侶慈覚大師によって開山されました。奇岩怪石からなるこの山全体が修行と信仰の地であり「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声(しずかさや いわにしみいる せみのこえ)」という芭蕉の名句が詠まれたことでも知られていますよね。
山寺駅やふもとの駐車場に到着すると、目に飛び込んでくる雄大な山々。高くそびえる巨大な奇岩の迫力に圧倒されます。悪縁を切り、良縁を結ぶパワースポットでもある名刹は、ご存知のとおり山頂まで1,015段の石段を上る必要があるので、ふもとの売店でレンタルできる杖やストックを使うと体への負担が減るのでおすすめ。先人にならって山形のソウルフードである玉こんにゃくの祖と言われる山寺名物の力(ちから)こんにゃくをいただいて気合いを入れましょう。
いざ、大きな山門を抜けると霊場ならではの荘厳で静謐な空気に満ちています。緑に囲まれた小径が参拝道になっており、山頂にある奥の院まで往復の所要時間は60〜90分ほど。苔むした巨石、古い石灯籠や美しい自然に目を向け、自分の呼吸に集中しながら石段を登ると、次第に体が新鮮な空気に満たされていくような感覚に。せみ塚や奥の院、断崖絶壁からの眺めが名物の開山堂や五大堂を巡り、山門まで下りてくると、気分はとても晴れやか。パワースポットである所以を実感できます。
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今回のライター
ライター
門馬 祥子


