個性あふれる秋祭りで地域の魅力を体感

豊饒の秋。10月に入ると、市内各地で五穀豊穣を祝う秋祭りが行われます。その中から個性あふれる3つの祭りをご紹介します。

「飯坂けんか祭り」は、10月第1土・日曜を中心とする3日間に行われる飯坂温泉の八幡神社例大祭。若衆に担がれた重さ数トンもの屋台同士がぶつかり合う勇壮な祭りで、大阪「岸和田だんじり祭」、秋田「角館のお祭り」とともに「日本三大けんか祭り」に数えられています。見どころはクライマックスの「宮入り」。6台の屋台が境内に入り乱れ、激しくぶつかり合います。

10月体育の日を含む3連休の土・日曜に行われる「松川提灯祭り」は、福島市松川町で約60年続く祭り。1台当たり300～350もの提灯を灯した13台の山車が、地区ごとに異なるお囃子を奏でながら町内を練り歩きます。

10月第4日曜の前後3日間に行われる「岡山の水かけ祭り」は福島市岡島の鹿島神社で800年以上続く火伏せと厄落としの神事で、県の重要無形民俗文化財に指定されています。氏子の中老と若衆たちが水をかけあう「水かけ」と、地区内の婿は結婚から3年間、入り婿なら7年間の男性を対象に、わらと一緒に大桶に入れる「桶入れ」が見どころです。

ほかにも、「福島稲荷神社例大祭」「大波住吉神社の三匹獅子舞」などが開かれますので、足を運んでみてください。