有志たちの「地元の山を花でいっぱいに」という思いが結実

3つ目の桜スポットは「大森城山公園」。大森城は伊達稙宗の三男・伊達実元の居城として知られ、後に実元の嫡男である伊達成実、片倉景綱が城主を務めた城です。城全体が寝ている牛の姿に似ていることから臥牛城ともいわれています。その城跡は現在、公園として整備され、春はソメイヨシノなど700本もの桜が咲き誇る、花見の名所として知られます。さらに足元にはチューリップ畑も整備され、桜と同時期に満開を迎えるため「桜とチューリップ」のコラボレーションを楽しむことができます。

最後は桜ではなくハナモモの名所をご紹介しましょう。「飯坂温泉花ももの里」では世界中から集めた40品種のハナモモを80アールの敷地に300本ほど植栽しています。シーズンを迎えると樹姿・花色も多彩なハナモモが、花びらたっぷりに咲きこぼれ、その様子は文字通り「桃源郷」のようです。

ほかにもふくしま花回廊には「高倉山」「慈徳寺の種まき桜」「芳水の桜」「右輪台山のシダレザクラ」「荒川桜づつみ公園」など、市内の名花見スポットがいっぱい。

ぜひこの春は花回廊ガイドを手に、桜めぐりを楽しんでみましょう。