大迫力の「雪の回廊」を走る絶景ドライブを楽しもう

春は新緑、夏は高山植物、秋は紅葉、冬は樹氷、そして開湯1900年の歴史を持つ名湯・蔵王温泉など、一年を通して自然の恵みを満喫できる蔵王連峰。毎年4月下旬、冬期閉鎖になっていた「蔵王エコーライン」「蔵王ハイライン」が開通し、蔵王連峰の春の行楽シーズンが始まります。

蔵王エコーラインは山形と宮城を結ぶ全長26kmの山岳観光道路で、冬期は山形県上山市の坊平高原ゲートから宮城県蔵王町のすみかわゲートまでの県境16.5kmが冬期閉鎖になります。蔵王ハイラインは、蔵王エコーラインの最高地点・刈田峠から分岐して「御釜」へつながる2.5kmの有料道路です。

開通後の楽しみは、なんといっても大迫力の雪の回廊です。最大9mまでそびえる雪の壁は迫力満点。晴れた日には真っ白な雪の壁と澄んだ青空が美しいコントラストを描き、絶景を眺めながらドライブを楽しむことができます。

蔵王連峰のシンボルであり、エメラルドグリーンやコバルトブルーなどに色が変わる火口湖「御釜」に雪が積もった「白い御釜」を見られるのも、この時期ならでは。標高約1600mにある御釜付近は麓よりも気温が低く風が強いので、訪れる際は防寒着を持参することをおすすめします。また雪解け水によるぬかるみがありますので足元にご注意ください。