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山形市/春の行楽シーズン到来!「蔵王エコーライン」が開通

2023/03/01

山形市/春の行楽シーズン到来!「蔵王エコーライン」が開通

雪解け進む山形蔵王で春の息吹きを満喫

蔵王エコーラインの開通とともに行われるのが「蔵王連峰夏山開き」です。山形市側からはロープウェイを利用して標高1600mの地蔵山頂付近までアプローチでき、初心者から上級者まで体力やレベルに合わせて登山やトレッキングを楽しめるのが魅力です。

トレッキング初心者におすすめなのが、蔵王ロープウェイ樹氷高原駅からユートピアリフトに乗り継ぎ、樹齢300年を超す松が群生する「観松平(かんしょうだいら)」と大小数十の沼が点在する「いろは沼」を巡る1kmのコースです。また蔵王ロープウェイで地蔵山頂駅まで行き、三宝荒神山に自生する植物を鑑賞する「蔵王自然植物園」を1周するコースは400mなので、体力に自信がなくても安心です。

新緑を楽しめるのは5月中旬、高山植物を楽しめるのは6月に入ってからですが、山麓ではひと足早く春の息吹きを感じることができます。蔵王温泉の入り口にある「鴫の谷地沼(しぎのやちぬま)」にはミズバショウ群生地があり、例年4月下旬~5月上旬に見頃を迎えます。清らかな水の流れの中で可憐に咲く姿は、美しさとともに寒い冬を乗り越えた力強さを感じさせます。また湖畔に咲くオオヤマザクラも見頃を迎えますので、市街よりちょっと遅い花見を楽しめます。

登山やトレッキングを楽しんだ後は、蔵王温泉で疲れた身体を癒すのが一番! 硫黄の香りが漂う蔵王温泉には旅館、ホテル、ペンション、民宿などさまざまな宿泊施設が揃っているほか、バラエティ豊かな日帰り入浴施設、昔ながらの共同浴場、気軽に入れる無料の足湯があり、宿泊・日帰り旅行を問わず温泉を満喫できます。なお、野趣あふれる露天風呂で有名な「蔵王温泉大露天風呂」は現在冬期休業中。今シーズンは4月23日(日)に営業開始予定です。

長い冬が終わり春の行楽シーズンが到来した山形蔵王へ、ひと足早い春の息吹きを探しに出かけてみてはいかがでしょうか。

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今回のライター

ライター

金 奈美江

東北をフィールドに観光、グルメ、レジャー、ライフスタイル、ビジネスなど幅広いジャンルを取材。
神社仏閣と温泉が好きです。