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とうほく Diary
冬の暮らし
仙台市/旧仙台藩地域のみに許された、豪華で盛大な「初売り」文化
2022/12/28
歴史ある初売り文化だけの“特例”
仙台初売りの歴史は古く、藩政時代の文献「仙台年中行事」にもすでに記述があるほど。日本では1月2日が「事始め」の吉日とされており、当時から2日に初売りが行われていたといわれています。
時には購入金額を上回る景品が付く、“お得すぎる”仙台の初売りは、本来なら「過剰な景品」という理由で公正取引委員会の規制が入るところ。しかし、「藩政時代から続く伝統行事」であることから、仙台は特例として認められていました(現在は全国一律)。
ちなみに、仙台市中心部の商店街には、商売繁盛の福の神として、多くの店先ににこやかに笑う着物姿の男性の色紙や置物が飾られています。この男性は「仙台四郎」と言って、江戸時代末期から明治35年頃に実在した人物。初売りで賑わうクリスロード商店街には、仙台四郎が安置されている「三瀧山不動院」があるので、立ち寄って手を合わせてはいかがでしょうか。
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今回のライター
ライター
関東 博子