生姜味噌おでんに欠かせない「あの具材」

おでんの具は店によって異なりますが、定番はネマガリダケやコンニャク、ダイコン、そしてなんといっても「大角天」です。この大角天こそ、生姜味噌おでんに欠かせない大切な具材。さつま揚げを薄くしたような練り物ですが、賞味期限は5日程と比較的足が早いため、青森以外ではめったにお目にかかることはありません。この大角天を初めて作ったのは、青森市内の老舗かまぼこ店。その昔、とある屋台から「串に差して提供しやすいように、さつま揚げを薄く仕上げて欲しい」というオーダーを受けて誕生したものとされています。タレのベースとなる味噌は津軽みそを使用するのが青森流。赤味噌のこっくりとした風味が、たっぷりと汁を吸い込んだおでんとよくあいます。

日を追うごとに寒さが増すこの時期。生姜味噌おでんをたっぷり食べて、体を芯まで温めましょう。