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とうほく Diary

秋の食

秋田市/冷えた体をあたためる「きりたんぽ鍋」の幸せ

2022/11/01

秋田市/冷えた体をあたためる「きりたんぽ鍋」の幸せ

「比内地鶏」のきりたんぽ鍋がスタンダード化

先でふれたように、きりたんぽ鍋は現在、比内地鶏のスープを使ったものが一般的ですが、実は「比内地鶏」そのものは、天然記念物である「原種比内鶏」を品種改良し1973年に誕生した比較的新しい地鶏です。それまではさまざまな鶏が使われていましたが、比内地鶏の産地である大館市が「火を入れても固くなりにくく、味が良い」という比内地鶏の特徴に着目し、きりたんぽとセットにして販売を実施。そこから人気に火が付き、またたく間に秋田県全域で「比内地鶏のきりたんぽ鍋」がスタンダード化しました。

きりたんぽ鍋を美味しく食すには、きりたんぽの投入タイミングが鍵。思っている以上に火の通りが早く、煮すぎると形が崩れてしまうため、まずは鶏やほかの具材にしっかりと火を通し、きりたんぽは最後に入れましょう。鶏だしがしみわたった美味しいきりたんぽが味わえるはずです。

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今回のライター

ライター

吉田 美奈子

東北6県プラスαの観光記事を手掛けて幾星霜。
最近のマイブームは機械編みで、教室にも通い始めました。