東北6県プラスαの観光記事を手掛けて幾星霜。
最近のマイブームは機械編みで、教室にも通い始めました。
とうほく Diary
秋の食
山形市/行楽シーズンを迎えると無性に恋しくなる「山形芋煮」の味
2022/11/01
「日本一」の芋煮会が「世界一」の記録を樹立
山形市の芋煮会といえば、例年9月に行われている「日本一の芋煮会フェスティバル」。直径6.5メートル・重さ4トンという巨大鉄鍋と、移動式クレーン仕様機・バックホーを使って約3万食分の芋煮を一気に調理するという、規模も大きければ使っている道具も超特大という、どこから見てもビッグスケールの芋煮会です。それぞれの重機は分解洗浄し、潤滑油の代わりに食用油を使用し衛生面も管理。2018年には、「8時間で最も多く提供されたスープ」(12,695人分)として、ギネス世界記録も達成しました。ちなみに使用される鉄鍋には「鍋太郎」という名前がついていて、現在のものは三代目にあたります。初代鍋太郎の直径が5.6メートル、二代目が6メートル、三代目は6.5メートルと代を追うごとに大きくなっていることにも注目です。
近年では芋煮会でふるまわれるだけでなく、「山形の郷土食」として山形芋煮をふるまう飲食店も増えてきました。牛脂の甘みを抱えたスープと、旬を迎えたサトイモのねっとりとした口当たりとが相まって、次のひと口が待ち遠しくなる美味しさ。ぜひ一度味わってみてください。
- 1
- 2
おすすめの記事
今回のライター
ライター
吉田 美奈子