東北6県プラスαの観光記事を手掛けて幾星霜。
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とうほく Diary
秋の絶景
青森市/城ヶ倉大橋 視界いっぱいに広がる峡谷の秋を“日本一の橋”で味わう
2022/09/30
まるで120m下の谷底まで色を敷き詰めたよう!
十和田八幡平国立公園の北側に広がる十和田・八甲田エリア。1,585mの大岳を最高峰とする八甲田山系や、国指定の特別景勝である奥入瀬渓流、日本で3番目の深さを誇る十和田湖などを擁する、自然あふれるエリアです。そこに青森でも指折りの紅葉スポットがあることをご存知の方はまだ多くないのではないでしょうか。
断崖絶壁で知られる城ヶ倉渓流。その上部にかかる城ヶ倉大橋は、全長360メートル、アーチ支間長255メートルの「日本一の上路式アーチ橋」としても名高い橋梁。周囲の景観を損なわないよう、橋梁部をあえて無塗装で仕上げるという目配りも心憎いばかりです。谷底までの距離は122メートルにも及び、橋から渓流を見下ろす眺めは圧巻の一言! 晴れた日には遠く八甲田連邦や青森市街、岩木山までを臨むことができます。
紅葉のピークは例年10月上旬頃。渓流沿いから山頂へかけ、ブナやナラ、カエデ、ダケカンバなどが視界を黄色と赤のグラデーションに染め上げます。じっくり景色を眺めたり撮影をしたい場合は、たもとにある駐車場へ車を停めてから、橋のサイドに設けられた歩道へどうぞ。紅葉の色鮮やかさ、そして峡谷ならではの高低差のダイナミズムに心奪われることでしょう。
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スポット詳細情報
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今回のライター
ライター
吉田 美奈子