水音に耳を澄ませたい、郊外の名瀑布

仙台市中心部から山形方面に車を走らせること約30分。国道48号線沿いに位置する作並エリアには、冬にだけ現れる絶景と、寒い時期に恋しくなる名湯があります。街中のにぎわいとはまた違う自然豊かな仙台を、作並で体感しませんか。

仙台のシンボル、広瀬川の上流には、階段状になった大小さまざまな滝があり、ときにはダイナミックに、ときには繊細に、清らかな水が流れ落ちます。周囲に響き渡るその美しい水音が、伝説の鳥、鳳凰の鳴き声を連想させることから、これらの名瀑群は「鳳鳴（ほうめい）四十八滝」と名付けられたと言われています。初夏の新緑、秋の紅葉は特に人気ですが、冬もまた幻想的な姿が見られる絶景の季節。しんしんと降る雪が木々に積もると、辺りは一面白銀の世界に。その間を縫うように、清冽な水が白いしぶきを立てて流れます。澄んだ空気と静けさの中で見る滝は、神秘的な美しさ。背景には鎌倉山がそびえ、さらなる絶景を描きます。

駐車場から展望台までは徒歩約2分と近いため、寒い日でも気軽に観光できるのもうれしいポイントです。