ときめく、とうほく【東北六市の観光Webメディア】

とうほく Diary

隠れた紅葉スポット

秋田市/まるで絵画!錦秋に染まる岨谷峡で紅葉狩り

2024/09/01

秋田市/まるで絵画!錦秋に染まる岨谷峡で紅葉狩り

ダイナミックな渓谷と紅葉の華麗なる競演

混雑を避けて穴場スポットでゆっくり紅葉狩りを楽しみたい。そんなときは、秋田市中心部から車で約50分、”秋田の奥座敷”と呼ばれる秋田市河辺の「岨谷峡(そやきょう、そうやきょう)」に出かけてみてはいかがでしょうか?

清流・岩見川上流に位置する岨谷峡は、川を挟んで切り立つ巨岩絶壁が300mにわたって続く景勝地です。和同年間(708~715年)、川の上流にあった鵜養(うやしない)の沼が破れてできたといわれており、江戸時代の民俗学者・菅江真澄が文化8(1811)年にこの地を訪れ、紀行文「勝手の雄弓(かってのおゆみ)」の中で岨谷峡の絵図を残しています。また、昭和27(1952)年に秋田魁新報社が募集した「秋田県観光三十景」に選ばれています。

春の新緑、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々の景色を楽しめますが、おすすめは、やはり秋。色とりどりに染まる紅葉と渓流が織りなす、まるで絵画のような絶景を堪能できます。紅葉の見頃は例年10月下旬~11月上旬。川岸に整備された遊歩道は舗装されているので歩きやすく、豪快な瀬音や野鳥のさえずりを聞きながらのんびり散策すれば、自然の美しさに日々の喧騒を忘れて心が洗われることでしょう。

岨谷峡からさらに上流側へ進むと「岩見峡」があり、伏伸(ふのせ)の滝、殿渕(とのぶち)、舟作(ふなさく)などのビュースポットを巡ることができます。こちらも見事な紅葉を楽しめますので、ぜひ足を延ばしてみてください。

  • 1
  • 2

今回のライター

ライター

金 奈美恵

東北をフィールドに観光、グルメ、レジャー、ライフスタイル、ビジネスなど幅広いジャンルを取材。
神社仏閣と温泉が好きです。