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まつりゆかりの地

秋田市/一年を通して楽しめる「秋田竿燈まつり」の体験スポット

2024/07/01

秋田市/一年を通して楽しめる「秋田竿燈まつり」の体験スポット

秋田市民俗芸能伝承館『ねぶり流し館』で竿燈を持ってみよう

秋田市の夏を熱く彩るまつりといえば、8月3日~6日に開催される「秋田竿燈まつり」。竿燈全体を稲穂、提灯を米俵に見立て五穀豊穣を祈願する伝統行事です。竿燈の大きさは4種類あり、最も大きい「大若」は高さ12m、重さ50kg、提灯46個。「差し手」と呼ばれる演者によって竿燈を手のひらや肩、腰、額などで支える妙技が繰り繰り広げられ、観客はドキドキ・ハラハラ、緊張と感動の連続です。

この竿燈を一年中、体験できるスポットがあります。秋田市に受け継がれる伝統行事や民俗芸能などを紹介する秋田市民俗芸能伝承館、通称『ねぶり流し館』です。ねぶり流しとは七夕行事の「眠り流し」のこと。竿燈の起源は江戸時代中期、夏の病気や邪気をはらう行事として始まったといわれています。

吹き抜けになった1階展示ホールには、本番で使われる竿燈が展示されており、間近で見る竿燈の大きさと迫力に驚くはず。また、まつりに参加する38町会の「町紋」が描かれた提灯も一堂に展示されており、竿燈を受け継いできた各町会の誇りが伝わってくるようです。ここでは、竿燈を「見る」「知る」だけでなく、「持つ」体験ができます。用意されているのは一番小さい約5kgの「幼若」。バランスを取る難しさを実感すれば、竿燈は熟練のなせる技であることが分かるでしょう。3階展示室では大太鼓を打つこともできますので、まつり気分で打ち鳴らしてみてください。

なお、4月~10月の土・日・祝日(まつり期間中を除く)には竿燈の実演が行われますので、まつりの予習におすすめです。

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スポット詳細情報

今回のライター

ライター

金 奈美恵

東北をフィールドに観光、グルメ、レジャー、ライフスタイル、ビジネスなど幅広いジャンルを取材。
神社仏閣と温泉が好きです。