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とうほく Diary
まつりゆかりの地
福島市/わらじまつりゆかりの信夫山・羽黒神社で健脚祈願
2024/07/01
日本一の大わらじが街を練り歩く「福島わらじまつり」
福島市の夏を代表するまつりといえば、毎年8月第1金曜~日曜に開催される「福島わらじまつり」。日本一の大きさを誇る長さ12mもの巨大な大わらじを担いで市内中心部を練り歩き、福島市のシンボル・信夫山(しのぶやま)に鎮座する『羽黒神社』に奉納する勇壮なまつりです。
わらじまつりは羽黒神社で400年以上にわたって受け継がれる冬の神事「暁(あかつき)まいり」に由来しています。暁まいりはその昔、羽黒神社の仁王門に安置されていた仁王様にわらじを編んで奉納したことが始まりといわれています。その後、伊勢参りなど長旅に出かける人々が健脚や旅の安全を祈ってわらじを奉納するようになり、現在では無病息災、家内安全、商売繁盛、五穀豊穣なども祈願するようになりました。暁まいりは毎年2月10日に行われ、片足分を奉納。8月のわらじまつりで片足分を奉納し、合わせて一足(両足分)を奉納します。
わらじまつりは「わらじおどり」も見どころの一つ。第50回を迎えた2019年に古関裕而作曲の「わらじ音頭」を生演奏・生唄にリニューアルし、踊りの振り付けも一新しました。わらじパレードでは、踊り手たちによる熱気あふれる演舞にご注目ください。
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今回のライター
ライター
金 奈美恵