歴史を大事にしながら祭囃子も踊りもリニューアル

大きく変わった点は「大人数の生演奏で、まつり全体が動くこと」。新設した太鼓台車をひきながら祭囃子を生演奏することで、パレードがより華やかなものとなりました。祭囃子は福島市出身の作曲家・古関裕而氏が作曲した元の「わらじ音頭」を、福島市ゆかりの音楽家である大友良英氏が再編曲。古くから福島に伝わる「福島盆踊唄」のリズムを参考にしつつ和太鼓のアンサンブルにリアレンジし、新たに「わらじ太鼓みだれ打ち」を加え、大人数で演奏するスタイルへと進化させました。

その躍動感あふれる音楽にあわせ、踊りも一新しています。「わらのわ」と呼ばれる輪を両手に持ちながら、下半身の動きに特徴をつけ、力強く華やかに踊ります。踊り手の衣装も福島の特産である桃をイメージしたものとなり、振り付けを知らない人でもすぐに覚えることができる「誰でも楽しく参加できる踊り」となりました。

より華やかに、より躍動感あふれる姿となった「福島わらじまつり」を、ぜひ目の当たりにしてください。きっと参加したくなるはずですよ。