衣装に鈴をたくさんつけてシャンシャンと跳ねよう

ではここで、ハネト衣装について説明していきましょう。必要なものは「花笠」「浴衣」「たすき」「おこし」「しごき」「紐（マジックベルト）」「豆絞り」「足袋」「草履」「鈴」の10種類です。

最初に足袋をはいておこしを巻き、白地の浴衣を着ます。浴衣を整え紐で押さえたら、上からしごきを腰に巻き、袖をまくって鮮やかなタスキをかけます。最後に豆絞りをつけた花笠をかぶって完成です。

鳴り物の「鈴」は、衣装にできるだけたくさんつけ、飛び跳ねたときにシャンシャンと音が鳴るようにするのがポイント。この鈴は「幸運の鈴」と呼ばれていて、跳ねている最中に衣装から取れて、踏まれずに残った鈴を拾うと幸運が訪れると言われています。

お囃子に合わせて飛び跳ねていると、次第に体の内から熱いものが湧き上がり、周囲との一体感を覚えるはず。そしてまつりを終えた後の疲労感は、清々しく心地よいものとなっているはずです。今年の夏はぜひハネトとして祭りに参加してみませんか？