登山の先に待っている紺碧の「魔女の瞳」で絶景体験

雄大な山々が連なる吾妻連峰。福島市を代表する山といえば、標高1707mの吾妻小富士ですが、標高1949mの一切経山（いっさいきょうざん）は、その神秘的な姿から別名「魔女の瞳」とも呼ばれる火口湖「五色沼」を目当てに多くの登山客が山頂を目指します。

福島側から登るルートは、標高1600mの浄土平から登る往復約3時間のルートと標高750mの高湯温泉・吾妻屋前の登山口から頂上を目指す登り約5時間のルートがあり、登山初心者や最短距離を登りたい方は浄土平から登ることをおすすめします。

浄土平駐車場の登山口をスタートすると、まずは木道が整備された高山植物が咲く「浄土平湿原」を歩きます。途中、「酸ヶ平分岐」を曲がり、「酸ヶ平避難小屋」で休憩。急なガレ場を登ると、出発から約1時間半で山頂に到着します。

山頂からは、吾妻小富士や福島市内、蔵王連峰、遠くは月山まで一望できます。そして北側には待望の五色沼。吸い込まれそうなほど美しい紺碧の水をたたえ、太陽の光によって水面の色が変化します。この紺碧の絶景を目にすれば、登山の疲れも吹き飛ぶこと間違いなし。

なお、初心者でも登れるコースですが、標高2000mに近い山なので登山に必要な装備をお忘れなく。

※裏磐梯の「五色沼湖沼群」とは異なりますのでご注意ください。