カラフルなパラソルが目印！懐かしい味の「ババヘラアイス」

秋田の沿道やイベント会場などで見かける色とりどりのパラソル。これが、秋田の夏の風物詩「ババヘラ」の店舗です。秋田県民にとっては小さい頃からなじみのあるソウルフード的な存在。パラソルの下では、頬かむりにエプロンを着けた売り子さんが、大きな缶からアイスをすくい、器用にバラの形を作ります。

男鹿市で生まれた「ババヘラ」は、地元のお母さんが農作業の合間にアイスを売り歩いたのが始まり。中高年の女性がヘラを使ってアイスをコーンに盛り付ける様子から、親しみを込めて「ババヘラ」と呼ばれるようになりました。

定番は、ピンク色をしたイチゴ風味と、黄色のバナナ風味。シャーベットのようなシャリシャリ感と素朴な甘さは、子どもからお年寄りまで幅広い層に人気があり、売り子さんとの会話も楽しみの一つになっています。

出店は3月後半から11月上旬頃まで。秋田市内のショッピングセンターや観光施設で営業していることも多いので、カラフルなパラソルを見かけたら立ち寄ってみてください。