青森湾に面した公園を桜が埋め尽くす春

青森県を代表する桜スポットといえば「弘前公園」が全国的によく知られていますが、青森市内にもそれに劣らぬ見事な桜の名所があることをご存じですか？まず初めにご紹介するのが市街地東側に位置する「合浦（がっぽ）公園」です。

合浦公園は敷地面積17ヘクタールという広大な公園です。園の中心には大きな池と、青森市指定天然記念物「三誉（みよ）の松」を含む庭園があり、その美しさから「日本の都市公園100選」にも選ばれています。また敷地北側は陸奥湾に面していて、園内とはまた風情の異なる海浜の爽快な景色が広がります。

春には桜が広い園内を覆いつくすように咲き誇り、その数約600本超という華やかさ。また、ソメイヨシノ以外にもさまざまな品種の桜が植栽されていることでも知られ、シダレザクラ、オオヤマザクラ、ウコン、カンザンなど10種類以上の桜が、開花時期を違えて園内を彩ります。例年4月中旬から5月上旬にかけては「桜まつり」を開催。期間中は夜間にぼんぼりを灯して夜桜も楽しませてくれます。