東北6県プラスαの観光記事を手掛けて幾星霜。
最近のマイブームは機械編みで、教室にも通い始めました。
とうほく Diary
秋の食
仙台市/「仙台せり鍋」でせりをまるごと根まで味わう
2022/11/01
根の間までしっかりと洗う、そのひと手間がせり鍋をおいしくする
実は「仙台せり」という特定の品種があるわけではありません。せり農家には各家に作り継いできたせりがそれぞれあり、それらを総称するブランド名が「仙台せり」。そのため生産者によって少しずつ味が異なりますが、総じて太い根と茎が特徴的で、苦味が少なく甘味があり柔らかい食感を楽しむことができます。
せりの根にはしっかりと土がついているため、真っ白になるまで1束ごとに歯ブラシでこするなど、土落としにかなりの手間がかかります。「仙台せり鍋」として提供されるまでのどこかのタイミングで、必ず誰かが冷たい水で丁寧に根を洗っています。そうしたひと手間に思いを馳せつつ、この季節ならではの美味を味わってみてはいかがでしょうか。
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今回のライター
ライター
吉田 美奈子